こんにちは、fruitsloverです🫐
最近はぐっすり眠れる日が増えてきました。
ブログを始めてから、操作を覚えたり過去の記録を読み返したりすることで、頭を使ういい練習になっているようです。まだまだ慣れなくて、ひとつの記事を書くのにも時間がかかりますが、ゆるゆるとでも続けていこうと思います。
さて今日は、最近読んだオススメの一冊をご紹介します。
きっと皆さんも、一度はタイトルを目にしたこともあるかもしれない、世界的ベストセラーの作品です。
『チーズはどこへ消えた?』です。
書籍:『チーズはどこへ消えた?』
著者:スペンサー・ジョンソン
翻訳:門田美鈴
出版社:扶桑社(2000年11月発行)
『チーズはどこへ消えた?』とはどんな本?
この本は、私がまだ焦りや疲労感、ぐるぐる思考に振り回されていた頃、大切な友人が「この本良かったよ」と教えてくれました。時間が経ち、私自身もそろそろ本でも読んでみようかなと思えるようになり、やっと読むことが出来ました。
物語のあらすじ|ネズミと小人の冒険
物語には スニッフとスカリーという2匹のネズミ、そして、ヘムとホーという2人の小人が登場します。 彼らは「チーズ」を求めて迷路の中を探し続けますが、ある日突然、見つけて安心していたはずのチーズが消えてしまいます。ネズミたちはすぐに新しいチーズを探しに出発する一方で、小人たちは現実を受け入れられず戸惑います。
___その姿は「変化に直面した人の反応」を象徴的に描いているのです。
出版の背景と世界的な人気
この本は 1998年にアメリカで出版され、世界で2800万部以上売れた大ベストセラーです。 ビジネス書として紹介されることが多いようですが、文章はとてもシンプルで、物語仕立てになっているので読みやすいです。
子どもから大人まで読める「寓話形式の自己啓発本」として親しみやすい一冊になっています。 日本でも企業研修や学校教育で取り上げられることがあるそうで、短い本ですが深い気づきを与えてくれます。
本が伝えるメッセージ
私たちが無意識に求める安定や健康などは、ある日突然に変わってしまうことがあります。でも、普段はそのことに気づかず、いつの間にか「当たり前のもの」のように感じてしまっていませんか?
その「変化」をどう捉え、どう行動していくかで、人生は大きく変わっていくのだと思います。
「変化は必ずやってくる」という教え
迷路の中のチーズがある日突然なくなるように、 仕事・人間関係・環境は必ず変化するものです。
「変化は避けられないもの」という前提を持っていると、不安が減り、次の一歩を早く踏み出せます。
恐怖や不安よりも、行動することを選ぶ大切さ
チーズが消えたあと、意気消沈して怖がり立ち止まるヘムと、恐怖を感じつつも動き出すホー。この二人の対比はとても印象的です。 ホーのとる行動は、「動きだせば新しい可能性が見つかるかもしれない」という行動することの大切さを示していて、読んでいて共感や発見を感じられました。
チーズ=人生の幸せや成功の象徴
この物語における「チーズ」とは、 人それぞれが人生に求めるもの(仕事での成功、愛情、安心、健康など) の象徴です。「迷路」が、チーズを追い求める場所(会社、家庭、地域社会など)と置き換えられます。 読みながら、自分にとっての「チーズ」が何なのかを考えていくことで、気づきがより深まっていきますよ。
私がこの本から得た気づき
読み進めるうちに、私自身が今まさにヘムそのものなんだ、と感じました。
同時に、ホーのように変化を受け入れ、前に進む行動を起こすことで、消えてなくなったチーズとは別の、価値あるチーズに出会えるんだということにも気づくことが出来ました。
自分の「チーズ」は何か?を考えさせられた
自分にとっての「チーズ」は、安定した収入や積み上げてきた職場での信頼、働くことで得られる達成感…。うつになったことでそういったものをすべて失ったように感じて、怖がっていたことに気がつきました。
また、私には「残された大切なチーズ」である夫と子どもたちとの生活が、形は変わっても今もちゃんとあるんだということにも気がつくことができました。
ヘムと自分との共通点
夫婦でうつ病を経験し、健康だった時の生活とは程遠い生活になっていることに落ち込みました。どうやったら病前の自分に戻れるのかと苦しみ悩んで、「あのチーズが全然戻ってこない…」とばかり考えていました。
それはまさに、絶望してその場から動けなくなったヘムと同じでした。
前向きに動き出すきっかけになった言葉
でも、ホーが新しい行動を起こすごとに気づきを壁に書きつけていく言葉を読んでいくと、不思議なことに、自分にも「残された大切なチーズ」と「まだ見ぬ新しいチーズ」があることに気がつくことが出来ました。
例えば、『新しい方向に進めば 新しいチーズが見つかる』という言葉。
私は、以前と同じ雇用形態で誇りをもってきっちり仕事に取り組むことこそが、自分にとっての回復だと思っていました。でも、私にも別のチーズが見つかるかもしれないと考えたら、「戻らなければ」と考える必要がなくなり、ふっと肩の力が抜けました。
そしてこの気付きが、【ブログを書いてみよう】という新しい道へと一歩踏み出すきっかけになったのです。
『チーズはどこへ消えた?』をおすすめしたい人
うつ病で苦しくてたまらなかった時期は、本を読んでもあまり頭に残らず、心に響くことも少なかったように思います。その時期はカウンセラーや主治医の先生に話を聞いてもらい、共感してもらうことが必要な時期でした。
変化に不安を感じている人
でも、「症状が少し落ち着いてきて、でも以前のようには戻れていなくて…」と、“現在の自分”を受け入れられずに苦しんでいる人は、きっとこの本を読むのに適したタイミングだと思います。
また、「病気ではないけど“自分以外の何か”が変化しそうで怖い」、という人にとっても、感じ方を変えるきっかけになるのではないでしょうか。
変化は常に起きる。その変化にどう対応するかは自分次第であり、自分が行動しなければいつまでもチーズは消えたままなんだと思います。
職場や人間関係で悩んでいる人
生きていくのに人間関係をゼロには出来ません。誰もが何かしらの形で人と関わって生きています。
人間関係の中に悩みがある人も、この本を読むことで、今まで気づかなかった新しい視点に気がつけると思います。
自分の「チーズ」を探しに行こう
当たり前ですが、自分たちも年々年をとっていくわけです。だから、変化することは止められません。
そして周りの環境や人間関係も、ずっと変わらないものはありません。
でも、自分次第で「新しいチーズ」はきっと見つかる。
私はそう信じて一歩踏み出してみて、良かったと思っています。新しい視点や考え方を得て、気持ちも随分楽になりました。こうして記事を書くことで、読んでくれる人と出会えたり、自分の考えがまとまっていくのを感じられたりと、小さいながらも「今まで見たことのないチーズ」を見つけることが出来ました。
みなさんも、一緒に自分の「チーズ」を探しに行きませんか?
次回のテーマ
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。サクッと読める本なので、ぜひ読んでみてください☺️
あなたにとっても新しい発見がありますように😊
次回は【うつの私がヨガを続ける理由】で記事を書こうと思います。
また次回の記事でお会いできますように😉🍀
