こんにちは、fruitsloverです🍈
昨日おそばが食べたくなって定食屋さんに行ったら、デザートにメロンがついてきました😋💖良い熟し具合でトロっと甘くて、幸せな気持ちになりました😌💕
さて今日は、私のオススメの一冊をご紹介したいと思います。特に、ご家族や大切な方がうつ病と診断されて、支える立場となった方に読んでもらいたい一冊です。
それが【家族が「うつ」になって、不安なときに読む本】です。そのままズバリなタイトルですね✨
書籍:『家族が「うつ」になって、不安なときに読む本』
著者:下園壮太/前田理香
出版社:日本実業出版社(2022年8月刊)
家族がうつになったときに感じた不安
私の場合、夫がうつ病と診断されるまで、身体疾患を疑って色んな科を受診していたので、うつ病と診断されたときも「やっと、腰を据えて治療に取りかかれるのか」と安堵した気持ちと、「身体的にもいろいろ症状があるのに、ホントにうつ病であってるの…?」と不安な気持ちと、半々という感じでした。
でも、身体に蓄積した疲労は、『まず、その人の身体的に弱い部分から、変化が出始める』と、この本に書いてあったのを見て、「今はうつ病だと信じてじっくりうつの治療に向きあえばいいのかも」と思えたのを覚えています。
「どう支えればいいの?」という戸惑い
うつ病と診断されましたが、夫はまだ半信半疑でしたし(その前に随分たらい回しにあっているので、だいぶ心が傷ついていました)、私は主治医の説明を直接受けていなかったこともあり、長い間、暗中模索という状態でした。
寄り添って話を聞いたり、マッサージをしたり、その時その時の最善と思う行動をし続けていた、と記憶しています。
自分までつぶれてしまいそうな感覚
でも、指標がないまま誰かを支えるのは精神的にものすごくつらく、自分も一緒に弱ってしまいそうだと何度も思いました。
誰に相談したらいいのかも分からないまま、子育てや仕事など待ってくれない現実もあり、目の前の日常を必死にこなし続けていました。
心を支えてくれた本との出会い
図書館の新書コーナーで、タイトルが自分の現状にピッタリだったので手に取ったのがこの本でした。以降、私にとってこの本は、暗闇で出会った灯りのような、手放せないものになりました。
本を読んで救われたポイント
いくつか資料や本を読みましたが、この本は家族やサポートする人に向けて書かれた本なので、読み進めていて一番しっくり来ました。
特に、『うつのサポートは大仕事』『あなたが楽になることで大切な人も楽になれる』など、サポートで疲れ果てた人に寄り添う言葉がいくつも書かれていて、「本当に大変で辛いのは私じゃなくて夫なんだから、私が折れちゃいけない!」と、自分を奮い立たせて日々を過ごしていた私には、とても沁みました。
本を読んで気づいたこと
本は254ページと、分厚めではありますが、スッキリと読みやすい文章で簡潔に整理されているので、とても読み進めやすいです。当時、仕事と家事と育児を一手に抱えることになって参っていた私でも、さっと読むことができました。
「正しい知識」があると不安が和らぐ
また、第一章でうつ病という病気のメカニズムを分かりやすく解説してくれるので、いくつもあった漠然とした不安感が随分解消されました。専門知識を噛み砕いて説明してくれているので、疲れた頭でもイメージしながら読み進められました。
正しい知識を得ることは、安心感を得ることなんだと実感しました。
“支える側にも優しさを”という視点
先程も書きましたが、「病気になった人が一番大変だ」と考えてしまう人、私だけではないのではないでしょうか。
ですが、支える人には支える人の生活があるのですから、支える人もものすごく大変な状況にいることに変わりないんですよね。
支える側の人も、心と体を健康に保たねばなりませんから、こまめに休んだり気分転換したりするのがとても大切だと、この本が教えてくれました。
同じように悩む人へのメッセージ
もしも、今あなたの家族や大切な人がうつになって、どうしたらいいか分からず困ったなと思われているならば、まず最初にこの本を読んでみてください。正しい知識を知るだけではなく、不安な気持ちや孤独な苦しさが少し晴れると思います。
自分の気持ちを大切にしながら支えていこう
あなたにとってご家族が大切なように、あなたもまた誰かにとって大切な人なのです。だから、あなた自身も大切にしてください。
うつ病は、風邪のように薬と休養でサッと治るような病気ではありません。
治療・サポートには、長い時間がかかります。
だからこそ、自分自身をケアしながら長期戦を乗り越えていきましょう😊
私にとってこの本は、心を支える“御守り”のような存在です。
あなたにとっても、支えになりますように🍀
