こんにちは、fruitsloverです🍒
前回の記事では、最初に現れた体調のサインや、日常生活に生まれてきた小さな変化についてお話しました。
今回は、その後の私が抱えていた葛藤と、当時を振り返って感じた学びをまとめていこうと思います。
自分の中での葛藤
一人で抱えるものが増えていき、自分の体調も崩れてしまっていても、この現状を変えるのに何から始めれば良いのかも分かりませんでした。そもそも、『整えるための行動を始める』というだけのエネルギーを作れないところまでいってしまっていたのです。
職場での自分を保つことの意味
こんなにも体に変化が出てきていても、私の心配事はなんと、職場での評価でした。
「休んだら迷惑がかかってしまう」「大変なのは私だけじゃないはず」「お給料をいただくからには相応の働きをしなければ」など、自分の体調を心配する気持ちは持てず、自分に鞭打ち鼓舞することしかしていませんでした。
その反面「こんなに頑張ってるのに、職場のみんなも家族も、誰も私を認めてくれない」「誰にも褒めてもらえないし、手伝ってくれない」と、被害的になる気持ちもありました。
___苦しんでいる夫を支えたい、今しかない子どもたちとの時間を大切にしたい、そんなふうに守ってきた家庭よりも、職場での自分を保つことが優先されていたのです。
当時の“本当の”気持ち
あの時、自分が本当は何を求めていたか、今ならよく分かります。
誰かに「よく頑張ったね」と褒めてほしかった。
「もう頑張らなくていいよ、十分よくやったよ」と言ってほしかったし、「代わりにやるよ」と助けてほしかった。
「体調が悪いようだから、ゆっくり休もうね」と守ってほしかった。
___なぜ職場で頑張ることに必死になっていたのか・・・きっと、家庭での自分はこういう言葉を求められる相手がいないとわかっていたから、家庭では自分の替えがきかないことがわかっていたから、職場で誰かに認めてもらうことを求めてしまったのかなと、今は思います。
今だから言えること
当時の私は、家庭にも職場にも心から安らげる場所はなくなり、まさしく孤軍奮闘していました。その背景には、私の中に根深くある『頑張ることが正しい生き方』『休むことは怠けていること』という考え方が私を縛り続けてきたように思います。
本当に大切にしなければいけないものは何か?
『ありのままの自分を認めて受け入れる』『自分を労る』といった、自分を大切にするという考え方を、当時の私は持ち合わせていませんでした。
でも、自分を大切にすることは何よりも優先されるべき大事なことだと、うつ病を経験して、治療していく中で知りました。
人にやさしくしたり大切な人と良い関係であり続けるためには、まずは、自分が自分自身を大切にすること、癒やし満たし整えてあげることが最優先なのだと、身を持って学びました。
___体や心からSOSが出ていたら、それはすでに緊急事態にあるのだと自覚して、すぐに休むことが大切だと、今は声を大にして言いたいです。
今、頑張っているあなたに伝えたいメッセージ
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
実は発症前後の記憶は曖昧で断片的になっています。それだけ脳や心にも大きな負担がかかっていたんだなと思いながら、メモやスケジュール帳を見返しながら記事をまとめました。
このブログを読んでくださっている方が、もしも今、体や心からのSOSが出ているのなら、そのサインは見逃さないでくださいね。私のように、意図的に目をそらしちゃダメです。
きっと、もう十分頑張ったからサインが出てるんです。
一度力を抜いて、自分をたっぷり癒やしてあげましょう。
ここまでよく頑張った自分を、自分自身で抱きしめてあげましょう。
立ち止まるのが怖い気持ちもあるかもしれません。でも、自分が少し立ち止まっていても、案外、世の中はまわっていきます。
休むことで、見える世界が少し変わるかもしれませんよ😌
次回は【初めての受診】というテーマです。
今日も読んでくださり、ありがとうございました🍀
