うつ病体験談

職場環境の悪化

こんにちは、fruitsloverです🍍

昨日は久しぶりにちょっとヘビーな出来事があり動揺しましたが、私にしては早めに気持ちの切り替えが出来ました!夜には、コンビニでシュークリームを買って、家族で美味しいねって食べましたよ。甘くて美味しいものを食べると元気が出ますね♪

さて、今回は私がうつ病になった要因3つ目、【職場環境の悪化】についてまとめていきます。

異動による役割や仕事内容の変化

実は、夫の発症と同じタイミングで、人事異動で私の職場が変わることになりました。そして、環境の変化は自分が思っていた以上に、大きな負担になるものでした。

仕事内容も大きく変わり、把握・処理しなければいけないことが今までの3倍ほどに増えました。応用で何とかなることもありましたが、7割ほどは新しく覚えなければいけませんでした。

___当時は「異動は会社に所属していれば当然あるもの。弱音を吐いている暇はない」と、必死に頑張っていました。

子育てママへの周囲の理解と協力体制の変化

異動先では同僚の年齢層も変わり、年下・独身の子が多くなりました。異動前の職場では子育て中・孫のお世話中…といった方が多かったため、子育て中の苦労や大変さ(例;子どもの急な発熱や学級閉鎖など不測の事態)を許容してもらえていた雰囲気がありました。

しかし、若い独身の子たちが多いと「いくら口では大丈夫と言ってくれていても、一方的に甘える形になってしまう…子育て中という免罪符は出しづらい」と感じてしまい、必要以上に申し訳なさを感じるようになりました。

___今思えば、自分が仕事に穴を空ける代わりに若い子たちも有休を取りやすいように環境を整えるとか、休む代わりに仕事ぶりでお返しをするとか、そういった発想の転換ができていれば、また違ったのではないかと思います。

上司と同僚の人間関係のゴタゴタ

新しい職場で私は中堅くらいの立場になったのですが、異動前から、その部署の上司と若い子たちの折り合いの悪さは聞こえていました。正確な理由はわかりませんが、若い子の退職が続いており、他部署の私でさえ「何か上手くいかなさがあるんだな」と心配していたくらいです。

そんな前情報もあったので、「中堅として上手く間に立って動かなくちゃ」という意識を持って異動に臨みました。

___実際に異動して、上司と若手たちとの相性の悪さは強く感じました。当時は「若い子たちがこれ以上退職しないように、上手く立ち回らなきゃ」と頑張りすぎていました。

でも、人は簡単には変われません。ましてや、他人と他人の関係性を外側からどうにかするなんて、そもそも無理に等しいことだったのです。そのことに気づいていれば、別の働き方もあったのかなと思います。

他者連携の困難感

私のお仕事は、いろんな職種の方が協力して仕事を進めていくことが求められるものでした。そのためには、お互いに尊重し合って協力体制を作っていく必要がありました。

職場全体の組織的な問題

しかし、実際には組織的な派閥やらパワーバランスといった目に見えない力関係がありました。それは一朝一夕に改善されるものではなくて、時には「いい仕事がしたい」という気持ちが折れてしまうほど、根深いものでもありました。

仕事に対する各個人の考え方の違い

私がチームを組んだ男性の一人に、とてもクセの強い、承認欲求が強すぎる人がいました。チームを組んだ人みんながお手上げだと言うような状態でした。私は、何とか彼の良さを上手く活かせる手はないかと、躍起になって考えていました。しかし、上司同士の派閥抗争もあって、彼とスムーズな協力体制を作っていくことは出来ませんでした。

___今思えば、誰もが“彼の働き方は困ったものだ”と言っているのに、私一人がちょっと頑張ったところで彼が自分を省みることには繋がらなかったと思います。

しかしその当時は、彼の力を正しい形で活かせれば、きっともっと良い仕事ができるのに、と諦められない自分がいました。

でも、人も人間関係も、一人の力で簡単に変わるものではありません。そのことに気がついていたら、もう少し肩の力を抜いて、違う手立てを考えられたかもしれません。

職場ストレスが私生活に与えた影響

自分では、職場のことを出来るだけ家庭に持ち込まないようにと心がけていたつもりでいました。しかし、実際にはじわりじわりと影響が出てしまっていたのです。

夫とのコミュニケーションの変化

夫が夕飯作りを担当してくれるようになった頃、夕飯を食べながらついポロポロと職場の愚痴をこぼしていました。私の中では、夫に「今日はどんな一日だった?」と聞くわけにもいかないので、当たり障りないように話題提供しよう…程度の認識でした。

___あとから話してくれましたが、夫にとっては、頑張って作った夕飯を美味しそうに食べてくれるわけでもなく、毎日のように愚痴を聞かされてうんざりしていたそうです。それでも夫なりに私を支えようと、頑張って話を聞いてくれていたのです。…当時の私達夫婦は、本当に噛み合っていませんでした。

後輩のケアを役割と感じてしまう

仕事終わりに後輩から相談を持ちかけられたり、落ち込んでいる姿を見ると、どうしてもそのまま立ち去ることは出来ませんでした。一人、また一人と、後輩が退職していく中で、仕事を続けている後輩のケアはとても重要なことのように感じていました。そうして、オフの日にお茶に連れ出したり話を聞く時間を作ったりと、だんだん無理をして時間を割くようになっていきました。

___誰に言われたわけでもありませんでしたが、役割のような使命感のような何かを、勝手に背負ってしまっていたのです。

自分自身のメンタルの悪化

家庭にやすらぎを求められなくなった代わりに仕事に集中しようとしていた私は、徐々に職場を整えることに必死になっていき、いつの間にか頑張り続けなければならない状況にはまり込んでいきました。

子どもたちに心配をかけないよう良いママを演じ、夫には良き妻を演じて見せ、職場では一人前に職務をこなし、良い先輩としても立ち振る舞いたい…。そんなふうにして私は、自分のメンタルがボロボロになってきていることからも目を逸らして、走り続けていました。

最後の引き金

ある日、同僚の一人が体調不良で退職することになりました。当然、その人が担っていた仕事を誰かが引き継がなければならないのですが、その大役を私が担うことになりました。上司の判断でした。

「私の私生活の状況や仕事の仕方を上司は知っているはず。そのうえでの判断なのだから、期待に応えなければ。」当時の私には、自分の状態や家庭環境を理由に異論を唱えることは、できませんでした。

そこからは、職場で倒れたあの日まで、ただがむしゃらに仕事をこなさなければいけないと必死で、記憶が薄くどのように生活してきたか曖昧です。

当時できなかったこと・気づかなかったこと

記事を書いている今でも、当時の自分が“自分の限界”が近づいてきていることに気づかなかったのか、分かりつつも見ないようにして目を伏せてきたのか、どちらか判別できません。何度も「しんどい」と思いましたが、そのたびにどうにかして気持ちを切り替えるようにして、朝が来れば出勤していました。

同僚・上司への相談

状況は報告していましたし、つらさを抱えられない時には話も聞いてもらっていました。だから、自分のつらさも抱えるものの多さも必死さも、全部伝わっていると思っていました。理解されていると思っていましたし、限界スレスレで何とか日々を送っている状況だと分かってくれていると思っていました。

___でも一方で、職場では負の感情をあまり出したくないと思っていましたし、社会人として仕事中に私情が周囲に漏れ伝わることは良くないと思っていたので、私のキャパシティは実際よりも大きく見られていたのかもしれません。

等身大の自分を表面に出すのは、怖くもあり、勇気のいることだと思います。少なくとも、私にとってはとても怖くて勇気のいることでした。でも、弱音を吐くのは悪いことではなく、本当の自分を知ってもらうのは味方を増やすことにも繋がるのだと、今は思っています。

今だから言える「やっておけばよかったこと」

家庭がどんな状態であろうと、いち社会人として勤務するのであれば相応の態度・相応の成果を求められるのだと、自分を律していました。

でも、仕事に行けなくなった今、自分がいなくても社会はちゃんと回るのだと、ようやく認めることができるようになりました。当時はどうしても、「自分が出来ない仕事は誰かにしわ寄せが行く」とそのことばかりを思い、休むこともSOSを出すことも、心苦しくなっていたのです。

「仕事の代わりはできるけど、奥さん・お母さんとしての代わりはいないよ。」そう声をかけてくれた人もいましたが、その言葉をちゃんと受け取れなかったのです。

___でも、素直に受け取っていればよかったと思います。無理なことは無理だと、もっと自分の気持ちを正直に言葉にしていればよかったなと思います。言葉にして、初めて相手に伝わることもたくさんあるのです。

それに、家庭での役割は替えの利かない唯一無二のものだと、病気になって痛感しました。

今まさに、支える側で頑張っている方は、自分を大切にする方法や癒やす時間を確保して、お体を大切にしてくださいね。

次回のテーマ

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。振り返るのはまだ胸が苦しいですが、こうして書くことで、少しずつ自分の気持ちや記憶が整理されてきています。

さて、ここまで、私がうつ病になるまでの3つの要因を書いてきました。大きな3つの要素が絡み合って、少しずつ少しずつ私のなかの“私らしさ”が身動きできなくなっていきました。

次回、【発症と、初めての受診】をまとめていこうと思います。

少しパワーが必要なので、もしかしたら、また小休止を挟むかもしれません😊🍓

今日も読んでいただき、ありがとうございました🍀

ABOUT ME
fruitslover
はじめまして、fruitsloverです。 マスカット、桃、りんご…フルーツが大好き❤ブログ初心者ですが、新しいことを始めることにワクワクしています♪ 夫婦でうつ病と向き合いながら、日々の工夫や体験をブログにまとめていこうと思っています。同じ悩みをもつ方にとって、少しでも参考になれば幸いです。 あたたかく見守ってください。

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