こんにちは、fruitsloverです🌰
今日はちょっと足を伸ばして、遠くの喫茶店にて記事を作成しています。
普段は紅茶派なのですが、喫茶店やカフェではコーヒーも飲んでみています。
コーヒーを飲んで、“ちょっとオトナな気分”を味わっています🤭…もう十分大人なんですけれども笑
さて、最近ちょっと重めのテーマが続いたので、ブレイクタイム回として、今日は【散歩がもたらした大切な夫婦の時間と心の変化】いうテーマです。
気楽に読んでいただけたら、と思います😊
最初は「やらなきゃ」から始まった
休職し始めて3ヶ月ほどが過ぎた頃です。
「もう3ヶ月も休んでしまっているんだ⋯」と焦りが強くなり、「何か体に良さそうなことをしなきゃ」と思っていました。
夫が先に始めていた“散歩”
その頃、自分のことに精一杯で、あまり夫の行動に意識が向いていませんでしたが、どうやら時々家を出ていっているぞ、と気がつきました。
聞いてみると、近所を散歩しているとのこと。
コレはちょうどいい!と、夫の散歩に乗っかって私も歩くことにしました。
ストイックでスポーツマンな夫
忘れていましたが、もともとストイックな性格の夫。
結構アップダウンのあるコースを選んで、1時間ほどしっかり歩いていました。
最初の頃は息も上がり、ヒィヒィ言いながら頑張ってついて行っていました。
半ば強迫的で、気分が乗らない日も無理に歩いた
自分から「私もついていく」と言った手前もあったし、早く治さなきゃと焦っていたこともあって、気が乗らない日も夫に食らいついて必死に歩いていました。
また、歩いた時間を記録して、何とか“自分の回復の指標”にしようとしていたように思います。
⋯今思えば、この頃はまだまだ“休むのが下手”な状態で強迫的に歩いていたのでした。
散歩がもたらす心と体の変化
一般的にも、うつ病の回復に散歩はいい影響があると聞いたことがあります。
でもそれは、症状の重い時期に無理にでも運動しよう、ということではなく、十分な休息をとって回復期に入ったら少しずつ始めようというものでした。
一般的に言われている効果も調べてみたので、整理してみます。
気分のリフレッシュ効果
外に出て歩くことで、自然の風や光を感じられます。
特に朝や夕方の散歩は、体内時計を整える効果があり、気持ちを切り替えるきっかけにもなります。
「外気に触れて気分が少し晴れる」そんな小さなリフレッシュが、心の安定に繋がっていきます。
セロトニンの分泌を促す
散歩のような軽い有酸素運動は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンを活性化すると言われています。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、気分を安定させる役割があります。
うつ症状の改善や予防にも効果的とされていて、特に日光を浴びながら歩くことがポイントです。
体力の維持と睡眠の質向上
適度に体を動かすことで、筋力や体力の低下を防げます。
また、日中に体を動かすことで夜の睡眠の質が上がりやすくなり、生活リズムも整いやすくなります。
「夜なかなか眠れない」という悩みを持つ人にとっても、散歩は取り入れやすい習慣です。
当時は気づけませんでしたが、こうしてまとめてみると、やはり最初の頃の私の“散歩”は、ちょっと逆効果だったかもしれませんね😅
みなさんは、身体と心の休息が十分にとれたあとに取り入れてみてください😉
気づけば夫婦のコミュニケーションの時間に
散歩を始めてから1年半ほど経ちました。
その間、私も夫も病状の波があって、散歩できない時期もありましたが、お互いの調子が良い時は、互いの体調を気にかけつつ散歩に出るのが習慣になっていきました。
夫と一緒に夕方歩くのが定例に
子どもたちも大きくなり、2時間程度ならふたりで留守番できるようになったので、最近は夕食の後にふたりで散歩に行くようにしています。
子どもたちにとっても、鬼の居ぬ間に洗濯⋯というように好きなTVを見たりマンガを読んだりと、羽を伸ばせる時間になっているようです🤭
散歩の意味が変化した
いつからか、歩きながら最近のことを話したり、互いの病状の振り返りをしたりするのが当たり前になりました。
子どもの様子について共有したり、苦しさやツラさを吐き出したりもしています。
また、カウンセリングで話したことを共有することもあり、気付きや思考の整理をする時間にもなったりしています。
“運動”としてよりも“夫婦のコミュニケーション”の意味合いが大きくなり、今では大切な意義のある時間になっています。
無理しない習慣の続け方
みなさんの中には私のように、「無理をしても頑張ることが正義」と思って頑張り続けてしまう人もいるかもしれません。
そんな人も、私と一緒に少し“休む”ということについて考えてみませんか?
“休むことは罪ではない”
この言葉を受け入れるだけで、心の負担は軽くなると思います。
私も、病気になったばかりの頃は、仕事を休んでいるということも受け入れがたく、何もしないで一日が終わることに罪悪感も感じていました。
だから、「せめて散歩くらいできなくちゃ」とつい頑張ってしまっていました。
みなさんの中にも「多少無理してでも体を動かしたほうが良い」と考える人もいるかもしれません。
でも、うつ病の回復には時間がかかるものです。
そして、ちゃんと休息がとれたあとには、散歩が気持ちよくできるようになります。
それは私が実体験として声を大きくして伝えたいことです。
「毎日絶対」ではなく「できる日に、気持ちよく」
決めたからにはやらなければ!と思う人もいるかと思います。
・・・私も思っていたからです。
でも、それも“絶対”を手放してみてください。
自分の心が「歩きたい」と思っているタイミングに、「気持ちいい」と思える距離を歩いてみるのが良いんじゃないでしょうか。
季節の移ろいを感じたり、小さな発見を楽しむ
また、散歩の良いところはゆっくり進むことにもあると思います。
季節の変化を感じたり、車や電車での移動では気付けないような小さな発見があったりします。
一緒に歩く人がいれば、自然と会話も生まれやすくなります。
うつ病の中での孤独感に苦しむときでも、そうしたコミュニケーションや気付きはきっと心の栄養になります。
生活の中で自然にできることが、後から大事な支えになるかもしれない
うつ病治療では「小さな成功体験の積み重ね」が大切ですが、散歩はその第一歩として取り入れやすい習慣だと思います。
義務ではなく楽しみとして感じられる時期に、生活の中に取り入れてみてください。
少しの時間でも、あなたにとって良い時間になれば、それはきっと心や体にもいい影響をくれると思いますよ。
次回のテーマ
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。
短い時間、ちょっと風を感じてみるだけでも気分転換ができるので、みなさんも散歩を生活の中に取り入れてみてください😊
次回からは、カウンセリングや夫とのやり取りの中で気づけてきた、自分の課題について整理していこうと思っています。
まず最初は、【家庭環境編】についてです。少し重ためなテーマになりますが、また読みに来ていただけたら嬉しいです🍀
