こんにちは、fruitsloverです🍑
今日はこのあと、小学校時代の友人とランチ😆6月にBabyちゃんが生まれたばかりの新米ママさんです♡
今年の夏は暑すぎて、赤ちゃんを連れたお出かけがなかなか出来なかったそう。
私も子どもたちが赤ちゃんの頃は、慣れないことの連続に不安や戸惑いがいっぱいあったから、今日は友人が楽しく息抜きしてくれるといいな〜と思っています。それにしても、久しぶりの赤ちゃんとの時間、楽しみでたまらないです🥰
さて前回は、夫を気遣いながらも、自分自身も日々の生活に必死になりすぎて、少しずつ心のゆとりを失っていったところまでお話しました。
今回はその続き、【第3回:家庭環境を見直すことで見えたもの】というテーマでお話していきます。前回までは、私が発症する前までの孤軍奮闘の日々を書いてきたわけですが、ここからは、自分もうつ病になりカウンセリングを続けていく中で気づけてきたことに焦点を当てていこうと思います。
家事・育児の分担を考え直す
もともと私は全然家事が得意ではありません。胸張って言えることではありませんが、断言できます(!)。
そんな私でしたが、結婚を機に「炊事は女の仕事!」と頑張ってきました。
子どもが生まれてからは、洗濯は主に夫の担当、その他の家事は気づいた人が適宜やる⋯というザックリした家事分担で生活してきました。
無意識に理想化していた“母の料理”
【家庭環境編1】でもお話しましたが、私の実母は料理に強いこだわりを持っていました。
毎回、食卓を埋め尽くすように幾品も手作りの料理が並んでいました。旬の食材を使用し栄養バランスを考えて、温かい料理は食べ始める直前に仕上げる、というような食事が当たり前でした。
母の場合
母の場合、私たちを育てるためという意味の他に、お姑さんに食べさせるから気を遣う⋯という大きなプレッシャーがあったと思います。
ちなみに、母はパートには出ていましたが、時間には比較的余裕がありました。
私の場合
一方で、私は卒業後に就職して以降、フルタイム勤務を続けており、圧倒的に家事に使える時間は限られていました。
料理もお世辞にも手際が良いとは言えませんでしたし、こだわって楽しむわけでもありませんでした。
それでも“母”“妻”としての適切なモデルチェンジが出来ない訳
生活面で時間的ゆとりはありませんでしたが、子どもたちの健康も考えて、日々必死で手作り料理に励んでいました。
「母と同等の食卓を再現しなければ!」と自分に課していたことが、モデルチェンジできない大きな原因となっていたと思います。
また、見兼ねた夫が「食事、もっと手抜きでいいのに」と度々諭してくれていたのですが、自分を苦しめている原因が“高すぎる目標”なのだということに気づいていなかったため、水準を下げることを自分に許してあげられませんでした。
「完璧」をやめることの大切さ
生活していくうえでどんなことに重きを置くか、何を大切にして子育てしていくか。
皆さんはどういうタイミングでその見通しを立てていますか?
今思えば、私はそのプランニングが無いまま、
・母のような立派な食卓にしなきゃ!
・ママ友のようにキレイな家にしなきゃ!
・子どもたちの習い事も十分にやらせてあげなきゃ!
⋯と、“理想像”ばかりを詰め込んで生活してきてしまいました。
自分の得手不得手を認めることの怖さ
私は今でこそ「家事、苦手!」と言えますが、以前は「家事が苦手な女は妻失格なのかな」と認めることに怖さがありました。
「苦手でも、努力して克服しなきゃ!努力不足だと思われたくない」と、“見えない評価”におびえていたんだと思います。
その評価、誰がするの??
でも、その評価は誰がするんでしょう?私は何に対して怯えていたんでしょう?
「大切なのは”見えない評価”を守ることではなく、自分や家族が気持ちよく楽しく生きていくことなんだ。そのために、時には手を抜いたり人に頼ったりしてもいいんだ」と、カウンセリングを通して最近やっとわかってきました。
夫に任せるという勇気
そうした変化を少しずつ認められるようになってからです。
夫の提案を受けて、炊事全般(買い出し、料理、片付けetc⋯)を思い切って夫にお願いすることにしました。
最初は毎食「私は失格になった⋯」と落ち込む気持ちもありましたが、私よりも手際よく、フードロスも少なく料理できる夫を見ているうちに、「得意な人がやればいい」という夫の言葉を受け入れられるようになりました。
今では毎食子どもと一緒に「今日のご飯何かなぁ♪」と喜んで食卓についています。
子どもとの関係を優先する選択
夕食に関わることすべてが自分の手から離れると、夕方以降の心のゆとりがだいぶできていきました。
すると、子どもとの関わりもやわらかくなったり、ピリピリして過ごす時間が格段に減りました。
ちょっとしたこと⋯例えば宿題の丸付けや確認をするにも、ゆとりのある対応をしてあげられるようになりました。
母への宣言と心の解放
また、母に「最近ごはん作りは全部パパにお願いしてるんだ〜」「私、もう料理してないんだよ」とあえて伝えてみました。
すると、不思議なほど心が解放されました。
宣言する前は、「母にバレたらがっかりされるかな、怒られるのかな」と怖かったんですが、開き直ってみたらすごく楽になれました。
公開することで、自分自身が“料理をしない自分”を認めることに繋がったんだと思います。
夫婦関係のリセットと再構築
夫婦での役割分担が変わったことで、夫婦関係にも変化が見られるようになりました。
期待しすぎない関わり方
以前は「気づいた人がやるって言ったって、メインは私なんでしょ?」と思ってむくれていたこともありましたが、ウエイトの大きかった炊事を一挙に引き受けてもらったお陰で、他の家事も気持ちよく出来るようになっていきました。
分担が明確になったことで、【相手に期待する→やってもらえなくてがっかり・イライラする】、という心境になることが減り、「このくらいのことは私がやろう」と自然と思えるようになりました。
感謝を伝える小さな習慣
食事作りを任せるようになってから、食事作りの大変さを知っているからこそ、感謝の気持ちも自然と持てるようになりました。
「ありがとう」と言葉に出して伝える機会が増えたように思います。
小さなことでも「ありがとう」と声をかけあえることは、お互いにとって心地良い習慣になっていったと思います。
「二人で乗り越える」という気持ちを取り戻す
夫がうつになってから、“私が支えなきゃ”と一方的に支える立場になっていました。
それが、私もダウンしたことで少しずつ、“ふたりで乗り越える試練”という感じに変わっていったのかなと思います。
今では、子育ての悩みや、カウンセリングで明らかになっていく自身の課題についてなど、散歩しながら一緒に考えるのが、夫婦の大切な時間になっています。
次回のテーマ
今日もここまで読んでくださり、ありがとうございました。
私がうつ病になったすぐの頃は、夫婦揃って働けないなんて絶望だ、我が家は詰んだ⋯と不安でいっぱいでした。
時間はかかりましたが、カウンセリングを受けて、自分の思考の特徴や課題を一つ一つ認識し受け止めていくことができました。
また、それを夫婦間で共有して考えを深めていくことが、私達夫婦の関係性をより良くしていったように思います。
今回で【家庭環境編】はひとまず完結です。私達夫婦の体験が、どなたかの参考になれたら嬉しいです。
次回は【職場編】を掘り下げてみようと思っています。
また次の記事でお会いできますように🍀
