こんにちは、fruitsloverです🍇
今日のテーマは【夫が家に戻ってきた日。環境変化と心の揺れ】です。
私のうつ病発症のタイミングで、一時的に実家に行ってもらっていた夫。
そんな夫が約20日ぶりに家に帰ってくるお話です。
💛自分の症状を夫に伝えた時のお話はこちら→初めての受診【前編】
夫が戻ってきたきっかけ
まずは、離れて暮らしていた経緯を簡単に振り返ってみますね。
ストレス要因から距離をとることが目的
夫がうつ病を発症してから1年以上が過ぎ、仕事・家事・育児を一手に担っていた私。
自分の限界が近くなっていた頃に、職場環境が悪化し、うつ病発症の引き金が引かれてしまいました。
当時は自分のストレスの要因は夫のうつ病が大きいと思っていました。
なので夫には、仕事を休むことの報告と同時に、一度距離を取りたいとお願いして、実家に帰ってもらいました。
夫との情報共有
夫と離れている間、私からは連絡をとりませんでした。
出来るだけ自分のことに集中するためでした。
子どもたちがパパの声を聞きたいと言った日と、自分の初診の報告の時だけ、LINEでメッセージを送ったり電話で話をしたりしました。
戻ってくることになった理由やタイミング
私の2回目の受診と、最初のカウンセリングが終わった頃⋯夫が家を離れて20日ほど過ぎた頃です。
夫から「そろそろ一回帰りたいけどどうかな?」と連絡をもらい、夫と電話をしました。
自分の状態、受診状況、職場の状況など、家を離れてもらった時には話せなかったことも話しました。
夫は穏やかなトーンで話していましたが、今思うと、目処もなく突然家を出ることになり、大好きな子どもたちとも会えない中で、そうとうな不安や寂しさが募っていただろうと思います。
私も、先の目処が立たないままこの状況をいつまでも続けることは、夫への精神的な負担になる気がして心配だったので、帰宅してもらうことにしました。
ただ、自分の治療の方針が定まっていない状態で夫との距離をもとに戻そうとすることへの、不安や迷いは消えませんでした。
そして、帰宅の日。
電話の翌日、私が子どもたちを学校や保育園に迎えに行っているタイミングで夫が帰宅しました。
夫と子どもたちの反応
玄関を開けてパパがいることに気づき、子どもたちがとても嬉しそうに夫に抱きついて行く姿を見て、「やっぱり夫が家にいるのは嬉しい」という気持ちと、「子どもたちに寂しい思いをさせてしまっていたな…」という申し訳ない気持ちになりました。
夫と私の間にあった、微妙な距離
夫は、子どもたちに優しい笑顔を見せて応じたあと、私にも「お帰り」と声をかけてくれました。
でも、「どう接したらいいんだろう」というぎこちなさも感じましたし、私もどういうトーンで話すのが良いのか分かりませんでした。
心の中の葛藤
夫が帰宅して、夫婦関係がどう変わるかや、うつ病を抱える夫とどう過ごすかなど、片付けや食事の用意をしながらぐるぐると頭で考えていました。
家族が揃うことでの、安心と不安が混じった複雑な気持ち
夫と子どもたちの様子を見て、家族が揃うことの喜びを感じました。
でも私はまだ、薬で気持ちが落ち着いてきたとさえ感じられていなかった時期なので、自分の状態が悪化しないかビクビクした気持ちもありました。
「またすれ違ったらどうしよう」という怖さ
夫だけがうつ病だった時は自分の心配をする必要がなかった(むしろ意図的に自分の状態を見ないようにしていた…)ので、自分と夫との両方の状態を見ながら生活することができるのか、とても心配でした。
休職に入る前は、気持ちのすれ違いからケンカも多かったので、またそうなってしまうんじゃないかと怖かったんです。
夫とふたりになる時間への戸惑い
特に平日の日中は子どもたちが学校や保育園に行くので、家の中に夫婦二人きり。
どんな話をしたらいいのか、どんな時間を過ごすことになるのか、漠然とした不安感がありました。
当時の自分に伝えたいこと
この頃はまだ、自分のうつ病の大きな要因は看病疲れだと思っていたので、夫が帰ってくることへの不安はかなり大きかったです。
でもその素直な気持ちをどこまで夫に見せていいのかも分からず、モヤモヤした思いを抱えていました。
完璧にやろうとしなくて大丈夫
良き妻でありたい、夫を支えなければ、という気持ちはこの時も強くあったと思います。
それ自体は悪いことではありませんが、完璧な妻である必要はなかったかなと思います。
支える側だろうが、妻だろうが、私は私。
苦しい気持ちや疲労感もあって当然な感情だったのです。
自分の感情にフタをして無かったことにしたくなるけれど、そんなことはしなくていいんだよと、教えてあげたいです。
ぎくしゃくするのも自然なこと
互いに違う時間を過ごしたのだから、久しぶりに一緒に生活するときには多少の探り合いはどうしても生まれます。
ぎくしゃくした感じは居心地悪く思えるものですが、それをすべて無くそうとする必要もなかったなと、今は思います。
少しずつ関係を取り戻せばいい
この後、もっと時間はかかりましたが、互いの治療状況や今後への考えを共有できるようになってからは、ちょっとずつ関係が良くなっていきました。
きっと、急いで空白を埋めようとしなくてよかったんですね。
ゆっくり再構築する時間が、お互いの気持ちにゆとりを作っていったと思います。
そして、三回目の診察へ…
この、“夫の帰宅”というひとつの大きな出来事が、次の診察での主治医との会話につながっていきます…。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
記事を書いていて、当時の不安な気持ちやそわそわした感じが思い出されました。
子どもの前では普段通りのママでいなきゃ、という気持ちと、夫にどう思われてるかな、という気持ちが大きくて、自分を一番に考えられないという思考の癖は、この頃の私の大きな特徴だったと思います。
次は【3回目の診察と転院の検討】というテーマでまとめていきます。
次回の記事でもまたお会いできますように🍀
